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マンスリーデリバリー

Monthly_delivery_HUCOS vol.8 キーワードは「省エネ」。 今年こそお得にリフォームを!

一般住宅の省エネ化への支援をする国の補助事業 「住宅省エネキャンペーン2024」が昨年度に続きスタートしました。予算規模は昨年よりも4割ほどアップして総額は4215億円。長野県の補助金「信州健康ゼロエネ住宅助成金」も拡充され、省エネ住宅へのリフォームで最大140万円の補助を受けることができます。内窓の設置やトイレ、キッチンの交換などの手軽なリフォームから、大掛かりな断熱改修まで、今年はお得にリフォームするチャンス。どんなリフォームが対象なのか、よりお得にリフォームするには? そして新築住宅も補助金でお得に!


Monthly_delivery_HUCOS vol.8 キーワードは「省エネ」 今年こそお得にリフォームを!

「住宅省エネ2024キャンペーン」とは?


「住宅省エネキャンペーン」とは、2050年カーボンニュートラル(※)の実現に向け、家庭部門の省エネを強力に推進するため、住宅の断熱性の向上や高効率な給湯器の導入など、住宅の省エネ化を支援するため、2023年に新たに創設された3つの補助事業の総称です。
国土交通省(子育てエコホーム支援事業)、環境省(先進的窓リノベ事業)、経済産業省(給湯省エネ事業、既存賃貸集合住宅の省エネ化支援事業)の3省連携により住宅の省エネ化を促す補助事業で、2024年度の予算総額は、昨年度の約3000億円を4割以上も上回る4215億円というものです。
交付申請期間は2024年3月中下旬からとなっていますが、工事の着手期間は2023年11月2日以降の工事が対象です。予算上限に達し次第終了となってしまうので、今年リフォームを検討している方はお早めの申請がおすすめです。

 

※2050年カーボンニュートラルとは?
2020年10月に政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。「排出を全体としてゼロ」というのは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」から、植林や森林管理などによる「吸収量」を差し引いて、合計を実質的にゼロにすることを意味しています。カーボンニュートラルの達成のためには、温室効果ガスの排出量の削減と、吸収作用の保全、そしてその強化をする必要があります。2015年にパリ協定が採択され、世界共通の長期目標として、世界が取組を進めており、120以上の国と地域が「2050年カーボンニュートラル」という目標を掲げています。

どんなリフォームが対象?


たくさん事業がありますが、それぞれどんなリフォーム工事が対象なのでしょうか?一つずつ見ていきます。

①子育てエコホーム支援事業
文字通り、子育て世帯(※1)と若者夫婦世帯(※2)が対象の補助金ですが、リフォーム工事の場合はその他の世帯も対象となり、上限20万円/戸の補助を受けることができます。工事の種類は断熱改修や浴槽や水栓、トイレの交換、バリアフリー改修など多岐にわたり、希望の内容を組み合わせて補助金額が5万円以上となる工事が対象です。なお、新築住宅に対する補助は上記の子育て世帯(※1)と若者夫婦世帯(※2)のみが対象です。
(※1)申請時点において、18 歳未満子(令和5年4月1日時点)を有する世帯。
(※2)申請時点においていずれかが39歳 以下(令和5年4月1日時点)の夫婦。
ただし、令和6年3月末までに工事着手する場合においては、※1、※2ともに令和4年4月1 日時点の年齢による。

②先進的窓リノベ事業
補助額は最大200万円、約2分の1という補助率の高さから昨年度一番反響の大きかった窓リノベ。昨年の「Monthly_delivery_HUCOS vol.1」でもお伝えしたように、窓の性能を上げることは、住宅の省エネ化に直結します。今年度は予算規模がさらに大きくなり(1000億円→1350億円)、また今年度は窓工事といっしょに行うドア工事も対象になります。昨年は申請が殺到し、納期に遅れも出ました。また早期に上限額に達してしまう可能性もありますので、特にお早めの工事がおすすめです。

③給湯省エネ事業
こちらの補助金はずばり高効率なエコキュート等への給湯機の導入支援です。家庭のエネルギー消費で給湯機は大きな割合を占めるため、給湯機の高効率化は電気やガス、灯油などのエネルギーコストの上昇にとても効果的です。こちらの補助金も昨年は早い段階で上限に達しましたので、お早めの工事がおすすめです。なお、エコキュートの耐用年数は10〜15年といわれています。そろそろかなという方はこの機会に入れ替えてもいいかもしれません。

長野県の補助金「信州健康ゼロエネ住宅助成金」にも注目


長野県も環境への負荷が少なく、高い断熱性能を有し、県産木材を活用した住宅の新築工事や既存住宅の断熱性能を向上させるリフォーム工事をする際の費用の一部を助成してくれます。2024年度の正式な発表はまだされていませんが、リフォーム工事の上限金額が100万円から140万円に拡充されるようです。前述の国の「住宅省エネキャンペーン2024」との併用はできませんので、HUCOSではリフォームの内容によってどちらを活用するか検討し、より有利な補助金の活用をご提案しています。

こんなリフォームができます!補助金活用の事例をご紹介します


HUCOSでの補助金活用の事例(2023年度)をご紹介します。
①先進窓リノベ事業/補助額24万円
既存の窓は残し、断熱性を高める内窓を設置しました。
 

②信州健康ゼロエネ住宅助成金(ZEH化リフォーム)/補助額80万円
屋根と柱のみを残したスケルトンリノベーション。全ての床、壁、天井の断熱施工を行い、窓も全て入れ替えました。

 

③こどもエコすまい支援事業(2024年度は子育てエコホーム支援事業)と先進的窓リノベ事業/補助額33万円
LDKの床、壁、天井の断熱施工と窓二箇所の交換をしました。

 

新築住宅の場合の補助金は?


ここまでリフォーム工事の補助金についてご紹介してきましたが、新築住宅もキーワードはやはり「省エネ」。国の「子育てエコホーム支援事業」では、長期優良住宅の場合は100万円、ZEH住宅の場合は80万円の補助を受けることができます。この金額を上回るのが長野県の「信州健康ゼロエネ住宅助成金」です。より環境にやさしい住宅が多くの補助金を受け仕組みになっており、40万円から最大200万円の補助を受けることができます(2023年度の金額)。

どの補助金が一番お得? いつまでなら間に合う?


各補助金の登録・申請作業は建築会社や工務店等の事業者が行います。国の補助金、そして長野県の補助金でも対象のリフォーム工事が重複している部分もあり、どの補助金がお得なのかはしっかり比較する必要があります。今年リフォームを検討されている方はぜひお早めにご相談ください。また、補助金によっては、申請額の推移(あとどのくらいの予算が残っているのか)がわかるようにもなっていますので、参考にしてください。環境にやさしく、身体にもやさしく、そして家計にもやさしい「省エネリフォーム」ぜひご検討ください。

 

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