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マンスリーデリバリー

Monthly_delivery_HUCOS vol.3 エアコンのメンテナンスは秋がおすすめ。

「 Monthly_delivery_HUCOS」の3回目は、エアコンのメンテナンスについて。
連日最高気温が35℃前後となり、記録にも記憶にも残る暑さとなった2023年の夏。今年ほどエアコンが大活躍した夏はこれまでなかったのではないでしょうか? 来年の夏はもちろん、冬の暖房としても気持ち良くエアコンを使うためにはメンテナンスが大切です。自分でできるお掃除は? プロに任せる? そもそもメンテナンスって必要なの? どこにお願いしたらいい? 費用はどのくらい? などなど、エアコンのメンテナンスのポイントをお伝えします。


Monthly_delivery _HUCOS vol.3 エアコンのメンテナンスは秋がおすすめ。

 

エアコンが大活躍の2023年の夏

長野市では、7月16日から今日(8月30日)までなんと46日間連続で最高気温が30℃オーバーの暑さが続いている今年の夏(これまでの記録を更新中で、さらにまだしばらく続く予報ですが・・・)。 今年ほどエアコンが大活躍した夏はなかったと言えますが、高騰している電気代はもちろんのこと、酷使したエアコン内部の汚れも気になるところです。来年の夏も、そしてもちろん冬も気持ちよくエアコンを使うためには、日々のお掃除やクリーニングといったメンテナンスが大切です。今回は家庭でできる日常のお手入れやお掃除、プロに任せるクリーニングについてお伝えします。

 

 

エアコンのお掃除は自分でできる?


長い間エアコンのメンテナンスをしていないと、エアコンからのニオイが気になったり、効きが悪くなったと感じたりすることがあります。そんな時、家庭ではどこまでの掃除が可能でしょうか?エアコンは構造が複雑なため、内部をキレイにするにはエアコンを分解して洗浄する必要があります。ただ、専門知識や道具がない状態でのエアコンクリーニングはリスクをともなうのでおすすめできません。家庭でできる日々のお手入れやお掃除は、フィルターやエアコン室内機、室外機の表面などの一部に限られます。

自分でできる日々のお掃除はコレ


①フィルター
フィルター類の汚れは冷暖房効果を弱めてしますので、できれば2週間に1度のペースでお掃除をおすすめします。取り外しの前に掃除機でホコリを取り、汚れがひどい場合は水洗いや中性洗剤できれいにしましょう。洗ったあとはよく乾かしますが、直射日光やドライヤーの温風に当てるのは避けてください。

②吹き出し口とルーバー
吹き出し口が汚れていると部屋中に汚れた空気を撒き散らすことになるので、手の届く範囲でキレイに拭き上げましょう。風向きを上下左右に変える羽は掃除しにくいので、たとえば割り箸とキッチンペーパーで自作のお掃除棒を作ったり、使い古しの歯ブラシ、あるいは100円ショップなどでも便利なお掃除道具があるので、隙間のサイズに合わせていいものをチョイスしてください。お掃除の際はエアコン内部の奥にある送風ファンを傷つけないように注意しながら、見える範囲だけを拭くようにしましょう。手が届きにくい場合や、汚れがひどい場合はプロのクリーニングに任せる方が安心です。

③室外機周りのチェックもお忘れなく
室外機は背面から空気を吸い込み、熱交換器を通って正面から空気を排出していますので、特に正面の吹き出し口や吸い込み口付近には物を置かずに風が良く通るようにしておきましょう。また、室外機に直射日光が当たると熱交換器に負荷がかかるので、夏場は日よけカバーや、葦簀(よしず)などで日陰を作ったりすることをおすすめします。その際も放熱の妨げにならないよう注意が必要です。
ドレンホースのチェックもお忘れなく。ドレンホースとはエアコン内部の水を外に排出するための排水管のこでで、室外機のすぐ近くにあります。エアコン本体の水漏れトラブルの原因の8割以上が、このドレンホースにあるとも言われます。運転時にきちんと排水されているか、ホースにゴミがつまっていないか等確認し、状況が悪い場合はプロにお願いしましょう。

 

 

お掃除機能付きでもメンテは必要?


メーカーや機種によってお掃除機能の内容は異なりますが、お掃除機能付きのエアコンだから一切掃除は不要・・・ということではありません。お掃除機能付きエアコンの場合、自動でフィルターなどの掃除を行ってくれますが、そのホコリはダストボックスにたまるので定期的に捨てる必要があります。また、フィルターは自動で掃除されているものの、細かいホコリが取り除ききれていない場合もあるので、通常のエアコンと同様にフィルターの掃除を行ったほうがよいでしょう。なお、機種によってはフィルターが簡単に取り外せないタイプもあるので、取扱説明書を見て自分で掃除できる範囲をよく確認してください。

エアコンクリーニングはプロに依頼しましょう

エアコンの本格的なクリーニングはプロにお任せしましょう。周囲が汚れないようにしっかりと養生をし、取り外せるパーツを外して分解洗浄を行い、専用機材を使い内部も徹底洗浄してくれます。もちろん、日常お掃除が必要なフィルターやルーバーもきれいにしてくれますし、抗菌・防カビ処理もしてくれるので、より安心です(オプションの場合もあります)。作業時間は90分〜120分が目安となります。
なお、市販の洗浄スプレーもあるので自分でクリーニングをやるぞ! という方もいるかもしれませんが、電装部品に洗浄スプレーや水がかかってしまうと、故障や火災の原因になりかねないため、おすすめできません。

 

エアコンクリーニングは秋がおすすめ


秋はエアコンクリーニングを依頼する時期としておすすめです。今年ほどエアコンが大活躍した夏はこれまでなかったかと思いますが、ほぼ毎日エアコンを使用したことで汚れが蓄積しており、その汚れがこびりつく前のタイミングでしっかりクリーニングしてもらうとよいでしょう。一般的にエアコンクリーニングの繁忙期は5月中旬〜9月上旬、11月中旬〜12月下旬と言われています。もちろんエアコンの使用頻度が高い真夏や真冬も避けるとなると、必然的に春と秋、特に今年は夏にフル稼働したお宅が大半だと思いますので、暑さが引く9月下旬から寒くなりだす前の11月上旬がおすすめです。


クリーニングの頻度は?費用はどのくらい?

プロによるエアコンのクリーニングのおすすめの頻度は、エアコンの使用頻度や使用時期、お部屋の広さ等によるところもあるので一概には言えませんが、1〜2年に一度を目安に依頼した方が安心です。エアコン内部が汚れたまま使用を続けると、故障の原因となり、また運転効率が下がるため、電気代にも影響します。そして一番怖いのが健康被害です。内部でカビが繁殖し、風と一緒にカビの胞子が拡散され、これらを体内に吸い込むことで、咳やくしゃみ、アレルギー症状や気管支喘息、夏型過敏性肺炎などを引き起こす可能性もあります。
気になる費用ですが、通常の壁掛けタイプの場合は10,000〜13,000円前程度、お掃除機能付きの機種の場合は、機械が複雑で作業時間もかかるため、14,000〜20,000円程度を目安にしてください。専門業者、あるい直接メーカーに依頼することも可能です。オプションで防カビ処理をしてもらえたり、複数台割引があったりもするので、何社か比較することをおすすめします。当社で専門業者をご紹介することも可能ですので、その際はお問い合わせください。


エアコンをきれいに保つ秘訣 


① 冷房使用後、そして定期的に送風運転を!
冷房使用後は1時間ほど送風運転を行うことをおすすめします。冷房を使用するとエアコン内部に結露が生じるため、送風運転でエアコン内部を乾かし、カビの増殖を防ぐことが大切になってきます。また、エアコンを使う頻度が低い春秋も、月に1度程度は定期的に送風運転をしましょう。エアコン内部にホコリ等がたまることを抑えられるのでおすすめです。
※メーカーや機種によって、冷房運転後に自動で乾燥をしてくれるタイプもあります。
② 室内の換気も重要
エアコンは室内の空気を吸い込んで、ほとんどそのままの空気を循環させています。つまり、エアコンをつけるだけでは室内を換気したことにはなりません。室内のホコリやニオイを減らすためには、エアコンを使用している時期でも、窓をこまめに開けて換気することが大切で、エアコンのニオイ防止にも繋がります。前回の「通風」の回でもお伝えしましたが、部屋の対角にある窓を開けるなどして、効率的な換気をおすすめします。
※メーカーや機種によって、換気機能がついたタイプもありますが、その際も窓を開けての換気が効率的です。
③ そしてやっぱりこまめなお掃除が大切です
これまで、エアコンのメンテナンスの必要性についてお伝えしてきましたが、やはり自分でできる日頃のこまめなお掃除が一番大切です。冷暖房効率が下がらない(電気代が上がらない)ように、そしてキレイな風で気持ちよく健康的に過ごせるように日頃のメンテナンスをお忘れなく。まずはこの暑さがひと段落したらエアコンのチェックをぜひ!
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