「はじめてのブッシュクラフト」

11月9日(日)、秋晴れの中OBのお客様限定イベント、秋のHUCOS DAYを開催しました。

今回は「はじめてのブッシュクラフト」。

自然災害が起こった際に、水が出ない、停電が続いている、家に住めない・・・

そんな可能性は、どこにでも誰にでもあるように感じます。

そんな時に、生命や生活を守る知恵や技術があれば!

もちろん、キャンプや野遊び、そして普段の生活にもとっても役立つよう技を身につけることができました。

まずは座学で、“生命の維持に必要な5つの要素”について参加者全員で考えました。

食べ物、水、家、布団(?)、火・・・

どれも必要そうですね。

正解はこの5つで、優先順位もあります。

そして耐えられるであろう上限の時間もこのくらいが目安になるとのこと。

 1、空気 3分間
 2、体温 3時間
 3、水  3日間(72時間)
 4、火  1週間
 5、食  3週間

空気は当然といえば当然ですが、2番目は水でも食べ物でもなく、「体温」ということがみなさん意外だったようです。

体温の低下を防ぐことが、まず水分よりも大切!ということで、

次に屋外で雨風を防ぐことのできる「シャルター作り」に挑戦しました。

今回は市販のシートとペグ、そして細いロープを使いました。

そこでポイントとなるのが、固く縛れてかつ簡単に解ける方法、いわゆるロープワーク。

今回は基本となる4つの結び方を身につけて、グループに分かれて挑戦。

簡易なシェルターといった感じではありますが、

工夫次第で風雨や夏の日射などもうまく防げるように作れそうだなと思いました。

続いては、水に次に大切な「火」。ライターがない、マッチは水に濡れてしまって使えない・・・

そんな時に役立つのが、ファイヤースターター。

メタルマッチとも言われ、擦り合わせて火花を散らして、燃えやすいものに着火する道具です。

2000円程度で購入できて、非常時に備えて一つ持っていたいなと思える商品です。

何種類か試しましたが、個人的には「山麓工房」の商品(写真上)が使いやすかったです。

ただ少し大きめなので、大きさと使いやすさのバランスでは「Wildo」(写真右)もいいと思います。

そして、いよいよ火起こし!

 鉛筆の芯くらいの太さ → 鉛筆くらいの太さ → 指くらいの太さ

燃えやすいものから順番に枯れ枝を集めます。

枝を直接燃やすのは難しいので、焚き付けとなる木の皮(今回は白樺の木)、

そしてこちらも燃えやすくて一定時間燃えてくれる杉の木の葉っぱも集めました。

メタルマッチでの着火は少しコツが必要ですが、どのグループも(小学生も!)無事に着火できました。

火が落ち着いたところで、少し太めの枝を渡してお湯を沸かします。

沸かしている間に山からヨモギを見つけてヨモギ茶を、そしてカウボーイコーヒーを味わいました。

この日はまさに小春日和。

HUCOSヴィレッジからは北アルプスの山並みがばっちり見えて、お天気もポカポカ。

ワンコも気持ち良さそうでした!

今度はもっと本格的なシェルターを作ったり、いろんなロープワークを駆使したり・・・

第二弾が今から楽しみです。