Human Construction System

協同建設株式会社 長野市松代東条の地で人と暮らしを考える「ヒューコス」

協同建設株式会社 長野市松代東条の地で人と暮らしを考える「ヒューコス」

menu

Story_3

健康で快適な
住まい方。

私たちがこの家を 建てるまで。

子どもが小学校へ上がるタイミングに合わせて家づくりを決めました。中古住宅のリノベーションも視野に入れつつ、出会ったのが今の場所。夫婦それぞれの職場へ通いやすく、長野駅まで歩いても3 0 分ほどの立地でした。建っていた家屋を解体して、家を新築することにしました。新興住宅地は周囲にどんな人が住むのかわからないけれど、ここは既存の住宅地。しかも近所に知り合いがいて、この地の様子をあらかじめ聞くことができたので安心でした。
家づくりで何より大切にしたのは健康のための快適な環境を整えること。気密と断熱に力を入れ、窓の性能を高め、PS社の放射冷暖房(パネルヒーター)を採用しました。
私は北海道出身で、妻は宮城県の出身です。寒冷地出身のふたりから見ると「長野の人は寒さを我慢するものだと思っている」と感じられます。
わが家は暑くもなく寒くもなく、1 年をとおして家中が快適ですが、子ども部屋は少しだけ居心地悪くしたかった。なぜなら、引きこもらないように。これも私たちならではの家づくりの工夫です。

硬質さと 自然素材と。

外装はガルバリウム鋼板の一文字葺きです。
既製品ではなく、職人さんが現場で1 枚ずつ折り曲げて加工して葺き上げてくれました。2階のバルコニーはレッドシダーの板張りで、手すりは鉄製です。硬質な素材と自然素材が不思議とマッチしています。

壁の中だけでなく外側にもしっかりと断熱を入れ、耐久性に優れたガルバリウム鋼板で囲んだ。

冷熱の壁で快適に。

吹き抜けとの境に、大きな放射冷暖房のパネルを設置しました。目隠しを兼ねていて、景色を見通すこともできます。
吹き抜けの窓は、建物を斜めに切り取ることで真南を向くように設計されていて、冬は暖かな陽が奥まで差し込んできます。逆に夏は日が高くなるので、庇が直射をさえぎってくれます。だから屋根の断熱と窓の性能はとても重要なんですね。

⚫︎スマートフォンで室内外の温度が確認できて、冷暖房の温度設定やオンオフもできる。
⚫︎ 冷房時は、室内の空気は冷水を循環させているパネルの表面で冷やされ、さらに結露することで適度に除湿される。
⚫︎玄関から続く土間は冬場の日射熱を蓄え、暖房エネルギーを小さくする計画とした。
⚫︎ サッシは高性能なドイツ製のトリプルサッシを採用。

住みながら植栽を増やしていく予定。

自然素材を 取り入れて。

家づくりのもうひとつの柱が、自然素材を取り入れること。
こちらからはその要望を伝えただけで、どこにどんな素材を使って、どう仕上げるかはHUCOSさんにおまかせしました。床はメイプルの無垢板で階段や手すりも天然木です。I 型キッチンの腰壁には松代産の柴石を貼りました。石は重厚感があるだけでなく、蓄熱するので室温を保つ効果があるそうです。自然素材は手足で触れて気持ち良いのがいいですね。

⚫︎ I型キッチンの腰壁に柴石を貼った。
⚫︎床下収納のあるリビングは床が少し高くなっている。
⚫︎階段の吹き抜けを囲うように収納や机を設置。
⚫︎ロフト付きの子ども部屋は、いずれ2部屋に仕切れるように。

⚫︎脱衣室の石目調のタイル。ダイニングとフラットにつながる。
⚫︎キッチン収納は扉をしめて隠すことができる。
⚫︎洗濯物は脱衣室に干し、家事動線を最短に。
⚫︎2階の収納は布団ケースに合わせて棚を組んでもらった。

Q1なぜこの場所にしたのか?

子どもが小学校に上がるまでには家を建てようと決めてから、1年ほどでこの場所に出会いました。夫婦それぞれの職場へ通いやすく、で、小学校も中学校も近くて、長野駅まで徒歩30分という立地。新興住宅地ではなく既存の住宅地で、近所に知り合いが住んでいたので、この地のことを事前に知ることができました。

Q2家づくりで大切にしたことは?

何より健康に暮らすための快適な環境づくりを重視しました。気密と断熱をしっかりして、窓の性能を上げたうえで、放射冷暖房を取り入れました。あえて間仕切りをせず、家全体が快適な温度と湿度に保たれます。それから自然素材を使うことも要望として伝えました。

Q3住んでみて気づいたことは?

家電製品の収納場所をふまえてコンセント位置を細かく決めれば良かったと思いました。掃除機は充電しながら収納したいですから。あとは間仕切りがない分、家の中の音が響くので、話し声や食洗機の音が2階まで聞こえてきます。わが家は慣れましたが、気になる人は仕切りのことなど事前に相談するといいかもしれません。

Q4これからどのように住んでいきますか?

吹き抜けの窓の外に、落葉樹のヤマボウシを植えました。もっと大きくなって、日除けになってくれればいいですね。中学校が近いので、子どもの溜まり場にならないか不安ですが、オープンな造りの家なので、年頃の子たちには居心地が悪いかもしれません。それも狙いどおりです。

DATA
竣  工2017年11月
家族構成夫婦+子ども2人
延床面積124.06㎡(37.45坪)
敷地面積163.44㎡(49.33坪)
耐震性耐震等級2
熱貫流率Ua値 0.31W/ ㎡K
気密数値C値 0.1c ㎡/㎡
設計・施工HUCOS 協同建設株式会社
Related article
View all >