広々としたところに住みたい。それが私たちの漠然とした希望でした。石川県金沢市出身の私と、上田市出身の夫は大学時代の同級生で、結婚して長野市のアパートで暮らしはじめました。

結婚して住んでいた家を建て替えようと決めて、まずは自分なりに調べることからはじめました。ハウスメーカーの規格っぽい家は嫌で、自分の好きなものを取り入れたかった。

子どもが小学校へ上がるタイミングに合わせて家づくりを決めました。中古住宅のリノベーションも視野に入れつつ、出会ったのが今の場所。夫婦それぞれの職場へ通いやすく、好立地でした。

夫の実家を改装して暮らしています。義父の代から自転車販売や自動車整備を商っていて、夫が跡を継いでからも父子ふたりで店に立っています。

古い家の落ち着いた雰囲気が好き。だから新築するのではなく、中古住宅のリノベーションを前提に私たちに見合う物件をネット検索でさがしていました。条件は、子どもが通う小学校の通学区内にあること。

娘が小学校へ上がるのを機に、松代で家をさがしはじめ、知り合いの不動産屋から紹介されたのが、築130年の古民家でした。