欧州建築ツアー

皆様、こんにちは、斉藤です。

最近、11月とは思えないくらい

非常に温かいですね。本当に異常ではないでしょうか。

11月の信州で外気温は24度もあります。

温暖化の影響と思われますが、地球は本当に大丈夫でしょうか。。って感じる今日このごろ。

 

本日のブログは10月に勉強の為に欧州へ行き、感じたことを書きたいと思います。

たくさん書きたいことがありますが、書ききれないので簡単にまとめてみます。

ぜひ最後までご覧頂ければと思います。(リンクも含めて)

 

2023年10月9日〜16日まで欧州(スイス・ドイツ・デンマーク)へ

スタッフの長岡と2人で参加してまいりました。

もるくす建築社の佐藤さんがアテンドしてくださり

創伸の北村さん、先本組の北村さん、ルピナスハウスの中村さんの合計6名で欧州へ。

本当に皆様にはお世話になりました。感謝です。

 

スイス・ドイツには1〜2日程度滞在し、主にはデンマークに滞在

 

声を大にして言いたいこと

欧州ではCO2削減に対する考え方が日本では想像出来ないくらいに進んでおります。

 

私ども協同建設でご提供させていただいております住宅もかなり考えて設計していたのですが

遥かに先を行っております。ガラパコス化って恐ろしいです。はい。

施主(ユーザー)の意識も、行政もCO2削減を優先して住宅新築を行います。

住宅の建築コストは1億5千万円前後(物価は日本の3倍程度)

100年〜200年先あるいはもっと先の事も考えて今の建築を考えなければならない環境下にあり

建築工事中に排出されるCO2の事も、もっと真剣に考えなければならないと強く感じて帰って参りました。

欧州ではすでに取り組まれております。

それは、製造される過程で排出されるCO2の事まで考えた素材選びから、解体時の事も考えたゴミの問題まで。

日本の住宅は25年で建て替えられ、とてつもないゴミを出し、ゴミはリサイクルされずに捨てられる。

そんなサイクルです。安い住宅だから仕方がないのかもしれませんが、それで良いのでしょうか。

私どもの建物も、もっともっとCO2削減のためこれから取り組むべき課題が沢山見つかりました。

ブログで長々書くよりも、とても良い動画がございますので、ぜひご覧ください。

 

こちらの動画で登場する蒔田さんとはデンマークで2日間ほど行動を共にし学ばせて頂きました。

我々の学んだことがこの動画でわかると思います。

そして、HUCOS協同建設の新たなプロジェクトをモルクス佐藤さんと、蒔田さんとで現在進行中です。

私達のこれから進むべき建築を模索しながら、現在プロジェクトを進めております。

乞うご期待ください。

 

まだまだお伝えしたいことが山程ございますが、詳しくは斉藤もしくは長岡までお問い合わせ下さい。

 

欧州の写真をいくつかアップします。

 

スイスのツヴァイジンメン

大工&建築士 サシャ・シェアの自邸兼オフィス

この建物は外気温-20℃でも無暖房で生活出来ます。その秘密は断熱+蓄熱です

ドイツ フライブルクの町並みと景観

美しい街には定義がある。

ジェイコブスが唱える美しさの原則 ①高さを揃える ②壁面を揃える ③緑がある ④道が真っ直ぐではない。

とのこと。確かに!

 

コペンハーゲン アップサイクルスタジオ

リサイクルはよく聞くと思われますが、アップサイクルはまだそれほど日本に浸透していません。

アップサイクルとは廃材もしくは、それを新しい材料や高品質の製品に造り変えることです。

そうすることで建材などの生産量が減る為、その時排出されるCO2の削減にもつながります。

こちらは廃材になった建材で建てらてた建物です。

ドイツ ヴォーバン地区

こちらについてわかりやすいページがございましたの、コチラをご覧ください。

 

長々お書きしましたが、最後までご覧頂き、有難うございました。

 

斉藤洋一