端材利用Ⅱ

松代駅舎は新しい道路が開通するにあたり、取り壊しの計画が進んでおります。

歴史ある建物で、昔は養蚕産業の拠点となる駅舎で栄えてました。

しかし、時代と共に廃線となり、今では殆ど利用されていませんので

取り壊しもうなずけますが、、、

 

しかし!!!

 

駅舎をもっと利用して、残そうと考える方も沢山いるのです。

私にとっても、旧松代駅舎は思い出の詰まった場所。

そんな考えに賛同し、参加させて頂きました。

今回はベンチ造りのワークショップ

会社から端材の提供と、工具の貸し出し講師もさせて頂きました。

 

スタッフ中澤が板をカットします

 

 

皆で組み立てます

 

 

子供たちは写ってませんが、老若男女総勢15名ほどで作業

 

およそ2時間程度の作業で6脚のベンチ(スタンドテーブルにもなる)が完成

ベンチは今後、松代駅舎でのイベントなどで利用する予定です。

端材の板のため反りがありますが、その反りも駅舎とマッチし

新しい材料では出せない味わいあるベンチになりました。

 

 

 

子供から、お年寄りまで終始笑顔で楽しんで作業していた光景がとても良かったです。

今ではあまり見なくなったお年寄りと子供のふれあい。

双方にとってとても良い経験が出来たのでは無いかと思います。

 

 

私は古い建物には歴史が詰まっているので、残せるものは残したい。

建物は解体されてしまえば、記憶からなくなります。思い出もなくなります。

建物は維持管理していかなくてはならないので、簡単に残せるものでは有りませんが

残せる方法を考え、検討していく事は大切だと思います。

出来るだけ多くの方に松代駅舎を利用して頂き、松代住民にとってシンボル的な場所で有り続けたらいいなと思います。

 

最後に記念写真

 

松代在住のアーティスト加藤 士文

 

とてもいい笑顔ですね!

では!

 

斉藤洋一